マツダのロータリーエンジン搭載車両で、燃料を水素とガソリン併用型の「RX-8ハイドロジェンRE」という近未来型のスポーツカータイプを開発。水素用の供給口、ガソリン用の給油口をもち、それぞれの燃料タンクを備え、ボタンで切り替えできるようになっている。
また、ロータリーエンジンそのものが燃料である水素との相性が良く、エンジン内での燃焼のタイミングがずれたりしないので、高効率で水素を燃焼させることが可能である。水素エンジン車両との言える。
水素のみをを燃料として走行可能な距離は約100kmで、ガソリンと併用することにより640km走行できるという。
| マツダRX-8ハイドロジェンRE、主要諸元 |
| 項目 | 数値 |
| 全長(mm) |
4,435mm |
| 全幅(mm) |
1,770mm |
| 全高(mm) |
1,340mm |
| 航続距離 |
水素 | 100kw |
ガソリン | 549km(10.15モード) |
| 電動機(種類) |
RENESIS 水素ロータリーエンジン |
| 最大出力 |
水素 | 80kW |
ガソリン | 154kW(210PS) |
| 最大トルク |
水素 | 140N-m(14.3kg・m) |
ガソリン | 222N-m(22.6kg-m) |
| 燃料タンク |
種類 | 高圧水素ガス |
貯蔵方式 | 高圧水素タンク(350気圧) |
| タンク容量 |
水素 | 110L/35MPa(350気圧) |
ガソリン | 61L |
| 燃料(種類) | 水素/ガソリン切り替え式 |
| 車体重量 | 1,460kg |
| 乗車定員 | 4名 |
開発の歴史と概要。
MAZDAは1991年の水素REエンジン車「HR-X」の開発をはじめとして、1995年には水素REエンジン車で日本初の公道走行を行っている。一方、燃料電池車の部門では2001年にプレマシーFC-EVで日本初の公道試験走行を実施。マツダRX-8ハイドロジェンREは2004年10月に国土交通省大臣認定を受けて水素とガソリンの両方で走行できるクルマとして世界初の公道走行を行う。2006年2月にはリース販売を開始し、実用化への一歩を踏み出した。
開発の歴史
1991年/ 水素ロータリーエンジン第1号車HR-Xを開発。
1992年/ 燃料電池搭載ゴルフカートの実験走行。
1993年/ 水素ロータリーエンジン第2号車HR-X2を開発。
水素ロータリーエンジン搭載のロードスター実験車を開発。
1995年/ 水素ロータリーエンジン搭載のカペラカーゴで、日本初の公道走行を実施。
1997年/ デミオFC-EVを開発。
2001年/ プレマシーFC-EVを開発。日本初の行動試験走行を実施(メタノール改質方式)
2003年/ RX-8水素ロータリーエンジン開発車を発表。
2004年/ 水素とガソリンの2つの燃料が使用できるRX-8水素ロータリーエンジン開発車による世界初の公道試験走行を実施。
2006年/ 世界初の水素ロータリーエンジン車「RX-8ハイドロジェンRE」をエネルギー関連企業の2社にリース販売し、納車。
水素自動車のタイプ別、メリットとデメリット!
○
燃料電池自動車
水素を発電に利用して走行する。
エネルギー効率が高い。燃料電池に使用するレアメタル(希少金属)が高価。
○
水素エンジン自動車
水素自体を燃料にして走行する。
ガソリン車の部品を共有するので、低コスト。
しかし低コストとはいえリース料金は現在の所、まだ1月あたり約40万円ほどかかり、全国では8台走行している状態だ。水素自動車の普及を考えるとプラグインハイブリッド車と同じく水素スタンドを必要としており現在のところ経済産業省の所管である「水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFC)」が運営する無料の水素スタンドが首都圏を中心として全国に十数箇所あるのが現状である。

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