富士重工業はすでに電気自動車「スバル R1e」を開発しており、2006年6月には東京電力と共同で実証実験を行い、そのデータを基に「スバル プラグイン ステラ コンセプト」という電気自動車を完成させ、より幅広いユーザーのニーズに対応可能に近づけた。
今後、市販化を目指した量産モデルとしてベースになる。
2008年7月の洞爺湖サミットでは会場の周辺と近隣の郵便局の間での郵便物の集配等に使用されたが、12月からは郵便事業株式会社の環境対応車両実証実験も行う。
その場合、後部座席を取り外し貨物仕様車に改造を行う。
すでに40台(EV)が実証実験を行っており、2009年の商品化を目指している。
「次世代自動車討導入促進事業」では地方公共団体、企業などに貸出を行い公用車などに利用され普及・広報活動と実証実験を行うもので、富士重工の「スバル プラグイン ステラ」15台、三菱自動車の「i MiEV」5台、米Better Place社のバッテリー交換型電気自動車1台、東京R&Dの電動スクーター「Erzero」30台、ホンダの燃料電池自動車「FCX クラリティ」1台など、50台以上が貸し出される。
また、電気自動車関連企業の米Better Place社(本社カリフォルニア州)は電池交換ステーションの設置要請を受けているもようだ。
Better Place社は日産自動車と共同で電気自動車の開発を行っており、2009年にはイスラエルのIsrael Electric社と共に10,000基、2011年には10万基の充電ステーションをイスラエルで展開することを目指している。
Better Place社の充電ステーションと電池交換ステーションイメージ
イスラエルのこの事業モデルはとてもユニークなもので、ドライバーは充電を行う場合には充電ステーションに行って行うが、待ち時間が無い場合は電池交換ステーションで切れた電池を満充電の新しい電池とまるごと交換できる。
Better Place社は【Electric Recharge Grid Operator(略称:ERGO、充電網オペレーター)】コンセプトを基にしていて、顧客は自動車を保有し、ERGOは電池を所有するものだ。これらば自動車本体の価格はさらに安くなり、バッテリーの使用時のみ使用料金を支払うようなものになるので電池交換自体は料金はかからないことになる。
第1号の電池交換ステーションは横浜市に設置されることになるという。
電気自動車最新実験国イスラエルの試験運用状態
| 富士重工業,スバル プラグイン ステラ、主要諸元 |
| 項目 | 数値 |
| 全長(mm) |
3,395mm |
| 全高(mm) |
1,660mm |
| 全幅(mm) |
1,475mm |
| 最高速度 |
100km/h |
| 一充電航続距離 |
80km(実走距離) |
| モータ種類 |
永久磁石式同期型 |
| 最高出力(モータ) |
47kw |
| 最大トルク |
170N・m |
| 駆動方式 |
前輪駆動 |
| バッテリー |
Liイオン・バッテリー |
| バッテリー容量 |
8時間(家庭用電源/100V) |
| 急速充電 |
15分(80%の充電可能) |
| 総電圧 |
346V |
| 総電力量 |
9.2kWh |
| 車両総重量 |
1,060kg |
| 乗車定員 |
4名 |
「快適、信頼の新しい走りと地球環境の融合」をテーマとした富士重工業の環境の対応したクルマ作りはとても興味深い。